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おうさまペッパーは、なぜカンボジアの胡椒なのか?

こんにちは。

”世界一美味しい胡椒”「おうさまペッパー」です。

2022年に本格的に胡椒の販売をスタートしたのですが、お客様によく聞かれることは、「なんでカンボジアなんですか?」ということです。

胡椒といえば、ギャバンやS&Bというイメージが強くて、産地のことまではあまり良く知らない方の方が多いと思います。

おうさまペッパーでは、「世界一美味しい胡椒」と名乗っていますが、実は、カンボジアの胡椒は、かつて世界一美味しい胡椒と言われていました。

この記事は、私が、「おうさまペッパー」を始める経緯などを書いています。

なので、少し長文になってしまいますが、ご興味ある方は、お付き合いください。

なぜ、「おうさまペッパー」は、カンボジアの胡椒なのか?を語る前に、少しカンボジアの歴史についてお伝えしたいと思います。

カンボジアの胡椒の歴史

カンボジアの胡椒が世界一と評価されるようになった背景には、その歴史が深く関わっています。

カンボジアの胡椒栽培は数百年の歴史があり、かつてはフランス植民地時代にヨーロッパへ輸出され、高級スパイスとして珍重されました。

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しかし、カンボジアはその後、悲劇に見舞われます。

20世紀後半のカンボジア内戦とポルポトによるクメール・ルージュ政権下では、胡椒農園が荒廃し、その生産は大きく落ち込みました。

ポルポトの名前は聞いたことがある方も多いと思います。

この時期にカンボジアでは、多くの罪もない有識人が処刑されました。

それは、教師・医師といったインテリ層を中心に大人が殺され、子どもが少年兵等として使用され、洗脳されて行きました。

1970年代後半に当時のカンボジアの人口の四分の一、170万人から180万人を虐殺されているという悲劇があったのです。

なので、カンボジアの平均年齢はとても若く23歳くらいが国の平均年齢と言われています。

その理由は、大人のほとんどが同じ同一民族に殺されてしまったという悲しい歴史があるのです。

カンボジアの胡椒を取り扱うことになったきっかけ

いつもの行きつけの居酒屋さんが使っていた胡椒の香りと味に驚き、「この胡椒ってどこのですか?」と聞いたのがきっかけという出会いでした。

たまたまた、そこの店主の奥様はカンボジア人ということもあり、そこで初めてカンボジアという国に興味を持つことになりました。

元々胡椒やスパイスは好きだったのですが、そこから胡椒やスパイスの勉強をするようになり、どんどん胡椒の魅力にハマっていきました。

この美味しい胡椒をもっと多くの人に知ってほしい。

そして、カンボジアの歴史背景を知り、胡椒ビジネスを行っていくことで、カンボジアの雇用などを創出したり、日本の若い世代が海外進出する架け橋になれないか?

そう考えるようになってきました。

その想いがどんどん強くなっていき、思い切って胡椒を販売する会社を作りました。

それが「株式会社ハンドレッドエモーション」という会社です。

しかし、会社を立ち上げてすぐに、新型コロナウイルスとなり、カンボジアへ行こうとしていた計画が頓挫してしまいました。

コロナでの待機期間の間に、タイミングが悪いのだからこのビジネスはうまくいかないのではないか?

辞めた方がいいのではないか?など考えがよぎったこともありました。

そんな葛藤もありましたが、コロナが明けてから、一旦カンボジアへ行って肌で感じてから、胡椒のビジネスをやるか、やらないかを決めようと、カンボジアへ初めて行ったのが、2022年9月です。

最初に行った時に様々な出会いがあり、カンボジア人の方達との出会いもありました。

パーティーに呼ばれて、一緒にお酒を飲む機会もあり、初めてのカンボジアながら、非常に貴重な体験をすることができました。

カンボジアの方達と触れ合っていくことで、私は、自分が持っているルーツとの共通点を感じるようになって行きました。

あれ?何だか、懐かしいなぁと私のDNAから感じるというか、そんな直感めいたものがありました。

個人的に感じた、うちなー、アイヌとカンボジア人の共通点

私は、北海道生まれで沖縄育ち、両親も、父が北海道の函館、母が沖縄の宮古島という、ある意味ハーフです(笑)

そして、沖縄も北海道も、元々は現地で独自の文化がありながら、当時の幕府などに同じ日本として迎えられたという歴史があります。

北海道は、箱館戦争の舞台だったり、第二次世界大戦時には北海道空襲などがありました。

沖縄は第二次世界大戦時は唯一の地上戦となったという歴史的背景があります。

カンボジアは、ポルポトによる大量虐殺があり、その背景は違ったりするのですが、少し近いものがあるのかなぁと勝手に感じました。

沖縄や北海道の歴史を忘れてはいけないように、カンボジアの悲劇的な歴史も含めて多くの人に知ってほしい。

そう感じるようになりました。

そのような歴史的背景に感じる共通点もあるのですが、最も共通点があるのは、国民性が非常に沖縄人や北海道民に近いなぁと感じたことです。

のんびりしていて、時間にルーズなところや、民謡や踊り方などもすごくそっくりでした。

また、おっとりしていて、時間がゆったり流れるところなど、私は、すぐにカンボジア人、カンボジアが大好きになりました。

そんな私の想いなどもあってカンボジアの胡椒ビジネスはやっぱりやろう!と決めました。

カンボジアの胡椒

世界一美味しい胡椒と言われるカンボジアの胡椒ですが、

ミシュランのレストランなどで使われていたり、マツコの知らない世界などでも紹介された胡椒です。

「カンポット・ペッパー」はカンボジア王国カンポット州と、同じく南隣にあるケップ特別市において栽培されている「世界最高級の味と風味を持つ特別な胡椒です。

この味と風味の理由は、完全有機栽培であることに加え、栽培されるカンポット州とケップ特別市の気候風土と、独特の赤黄色でミネラルを多く含む土壌によります。

スパイシーな刺激がありながらフルーティーな風味を感じさせる胡椒です。

この胡椒を中心に様々な商品を展開して行こうと考えています。

最初に出会ったあのカンボジアの胡椒の香りと味が忘れられずに、カンボジアへ飛び、商売までしてしまいました。

この「おうさまペッパー」には、私のそんな想いや、カンボジアの歴史的な背景など、沢山の人の想いも詰まっているのかなと思います。

「おうさまペッパー商品」を沢山お買い上げいただくことで、カンボジアへ貢献して行きたいと思います。

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内田 広大

株式会社ハンドレッドエモーション代表取締役社長 マーケティングコンサルタントや、WEB集客指導、様々な企業のライターなどをこなしながら、カンボジア産ブラックペッパーブランド「おうさまペッパー」をスタートし、自社ブランド胡椒煎餅やマヨネーズは全国の百貨店などにも置かれています。

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